新幹線のグリーン車内では、一般車両と比較してコンセントが充実しています。しかし、すべての車両で利用可能とは限らず、乗車予定の列車と席が重要な要素となります。
この記事では、新幹線のグリーン車での電源供給の有無を路線と座席別に紹介していきます。
東海道新幹線
東海道新幹線のグリーン車では、どの列車に乗車しても、確実に座席に電源供給があります。現在、運行されているのは全てN700系で、「のぞみ」「ひかり」「こだま」全ての列車で利用できます。座席の腕掛けの裏側に電源供給が設けられており、50cmのコードならば手元まで届くでしょう。
注意が必要なのは、山陽新幹線の乗り入れ区間です。新大阪から博多間はJR西日本の山陽新幹線となりますが、ここではグリーン車でも数本の列車にコンセントがない場合があります。新大阪より西の駅を利用する際は「山陽新幹線」の情報も参照ください。
山陽新幹線
山陽新幹線のグリーン車では、旧型の700系が運行する機会があるために、電源のない列車が数本存在します。700系の列車は、「のぞみ」の臨時列車や、「こだま」8両編成で運行されるケースが多いです。
東北新幹線
東北新幹線では、一部の旧型列車ではグリーン車でもコンセントがないものが運行しています。
E5系、H5系の列車に乗車すればコンセントが確実にあります。また、「はやぶさ」は必ずE5系列車なので、コンセントはあります。
「はやて」「やまびこ」「なすの」はE2系、E3系で運行され、一部グリーン車ではコンセントのない場合があります。E2系、E3系でも新型、旧型があり、新型はコンセントがあるのに対し旧型にはないため、E5系を選択することをお勧めします。
北海道新幹線
北海道新幹線のグリーン車内は、どの列車に乗車してもコンセントがあります。全ての列車がE5系、H6系で運行されているため、電源供給の心配は不要です。
上越新幹線
上越新幹線では、E2系、E3系、E4系(2階建て)、E7系が走行しています。
コンセントが確実にあるのはE7系のみで、この情報はジョルダンで簡単に確認できます
ジョルダンで時刻表をチェックするときに号数の隣を見るとタイプが確認できます。E2系、E3系にも新型と旧型が存在し、新型ではコンセントがあるのに対し、旧型ではないため、E7系を選択して乗車することをおすすめします。
E4系には電源供給は一切ありません。
山形新幹線、秋田新幹線、北陸新幹線および九州新幹線についても、同様にコンセントの詳細を確認可能です。
まとめ
新幹線のグリーン車内でも、コンセントのない列車は未だに存在します。しかしながら、近年は新型車両への置き換えが進んでおり、将来的には一般車も含めて全席に電源供給が設置されるでしょう。
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